工事図面や、申請図面を作成するにあたり、計画段階において現地の地形・設備・境界等を正確に把握することが必須となります。
当社では各種測量機器を用いることにより、正確かつ迅速に、対象物の位置・形状・面積などを計測し、速やかに図化することが可能です。
また、最新の技術・機器の導入も積極的に行っており、常に現地作業の省力化ならびに精度の向上に努めています。
対象物に光波を当て、その位置を計測する機械です。精密に距離と角度を計測することで、解析・計算により対象物の位置・高さの座標情報を求めることが可能です。
現地測量や用地測量といった、一般的な測量で使用し、測量誤差も少なく、正確な測量が可能です。
光波による計測のため、 観測点と目標点との見通しさえ確保できれば、観測者の立入りが困難な場所や、高所においても測量可能な点がメリットになります。
GNSS測量とは、全地球測位システム(Global Positioning System、略称GPS)などの衛星測位システム(Global Navigation Satellite System、略称GNSS)を用いて、地上の基準点位置を高精度に求める測量作業になります。
天候に関係なく観測ができ、見通しが悪い現場においても、上空視界が開けていれば、問題なく観測が可能なため、障害物の多い現場でも確実に作業が行なえます。
「単独での測量が可能」・「機械設置や移設作業が生じない」といった特徴があり、状況によっては、測量に関わる作業時間及び、コストの大幅削減が期待できます。
直接世界測地系の座標を取得できるので、山間部といった水準点から遠く離れた箇所においても、位置座標や標高を求めることが可能です。
当社では2020年より写真測量に取り組んでいます。
写真測量ソフトを使用して現地で撮影した大量の写真から効率よく点群データや3次元モデルを作成します。
現地作業時間の短縮化、3次元データ作成による i-Construction対応を進めています。
地図データ(地形図)を必要とする管理図や申請図には現状の地形図が必要不可欠です。
しかしながら市販の地図やオープンデータ等の更新にはタイムラグがあり、現況を反映していないことがあります。
当社では写真測量ソフト(Agisoft Metashape)を使用して地上写真からオルソ画像を作成いたします。
オルソ画像以外にも点群データ、3Dモデルの作成も可能です。
7. Google earth の航空写真と比較
左:Google earth
右:KML出力したオルソ画像をGoogle earthで表示
地形の変化が確認できます